チロルのブログ

平凡な主婦が時に役立つこと、時にあまり役立たないことを綴ります

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ネットビジネスコンサルを受けた主婦たちの末路

前回の記事で登場した「本当は何も教えないコンサル」(本当はもっと立派な名前が付いていましたが、講師は全く何も教える気が無かったので、私が適当に名付けました。)

 

 

 

このコンサルでは私を含めて3人の主婦が受講しました。

 

Cさん・・・小学生のお子さんと1歳のお子さんを持つ2児の母

Dさん・・・中学生と高校生のお子さんを持つ2児の母

私・・・当時1歳になったばかりの娘を持つ母

 

 

この「本当は何も教えないコンサル」は主婦をターゲットにしていたので、

参加していたのは全員子持ちの母でした。

 

 

 

家族の影の写真

 

何のために頑張っているのか?

 

私は一つ自分の中で決めていたことがあって、それは子供を理由に使わない。

ということでした。

(今振り返ると、この変なプライドが講師を調子づかせる原因にもなりました。)

 

私の場合は夫も居ます。

「早く働いて!」とはずっと言われていまいした。

 

けれど、贅沢はもちろんできませんでしたが、働かずに家で過ごすことができました。

 

そこは十分恵まれた環境だということは理解していたので、そこに子どもがいるので・・・というのは甘えだと勝手に思っていたので、このコンサルではどんなに子供が泣いていても、相手をしなくちゃいけなくても、まずはこちらのコンサルを第一優先に考えていました。

 

子どもが遊んで欲しいと私の足にしがみついて泣いていることも何度もありました。

ビジネスが上手く行かず、

「静かにして!泣かないで!」と娘に一度大きな声を出してしまったこともありました。

今でもはっきりと覚えています。

 

娘は何にも悪くない。

悪いとするなら私です。

 

ただ、その時は 

もう辛くて辛くて。

 

娘の前で大泣きしてしまいました。

 

娘のために頑張りたいのに、本当は何一つ娘のためになっていないのではないか。

と自分を何度も責めました。

 

 

コンサルでは

「あなたがそう思うことが答えです」

としか教えてもらえないのです。

 

肝心なことは何も教えてもらえないので、自分でネットで調べながらやっていくしかありません。

(実はある程度の事なら、ネットで調べればできなくもないのです。

中にはとても丁寧に詳しくやり方を載せてくれている親切な方も沢山います。)

 

子どもが居て、時間も限られている状況。

ゆっくりパソコンで調べ物をする余裕もあまりない。

それなら、お金を払って教えてもらおう。とコンサルに申し込んだのに

教えてもらえない。

 

もう踏んだり蹴ったりでした・・・

 

 

3か月のコンサルを終えて・・・

 

 

私は開店休業。閑古鳥がずっと泣いている状態。

Dさんは途中リタイア。

Cさんは細々と売れている状態。

 

 

唯一Cさんだけが、わずかながら商品が売れている状態でした。

 

こんなに何も教えてもらえないコンサルなのに、どうしてCさんだけ売れるんだろう?

と不思議な気持ちでした。

 

が、実は、私とDさんは全くのど素人でしたが、唯一Cさんだけは

ほんの少し経験者な上に、実は留学経験があり、英語が理解できる人でした。

 

 

私達が挑戦したビジネスはebayといい、物販というジャンルに分類されます。

海外のオークションサイトで日本の商品を売るというビジネスでした。

(人によっては逆の輸入して国内で売るということをする人もいます)

 

 

謳い文句は「中学生英語でも大丈夫」ということを言われています。

やはり、英語ができたほうが確実に売り上げも上がると思います。

 

私もほんの僅かに売れましたが、結構気軽にメールを送ってくる人も多く、

グーグル翻訳に助けてもらいながら、翻訳していました。

 

ただの商品の感想なんかなら、ありがとう!と返せばいいけれど、

商品の説明や質問についてのメールはどうしても翻訳ソフトを頼りにしなければ

なりませんでした。

 

けれど、何度翻訳ソフトを介しても上手く理解できない文章や、ニュアンスもあって

コミュニケーションにも苦労しました。

 

もっとちゃんと英語勉強してればよかったなぁ~と後悔が募りました。

 

 

コンサル後の進路

 

コンサル後はコンサル生3人でよく話をする機会が沢山ありました。

私と途中リタイアのDさんはこのコンサルで受けた傷が回復するまでに

半年ほど時間がかかりました。

ですが、お互いここで終わりにはなりませんでした。

(この失敗ブログはまだまだ失敗が続きます・・・)

 

唯一、商品が細々と売れていたCさんは海外のAmazon転売や

中国輸入へと駒を進めました。

 

 

私を含め、3人ともここで終わりにすることができればよかったと思うのですが

一度はまった沼はそう簡単に抜け出すことはできませんでした。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。